高野山(きっかけ編)
その日は私の年1回のご褒美。
「吉方位旅行」であった。
旅行は行くまでが楽しい!
さあ、計画を練ろう!
方位は、、、南ね。時期は、、、この日にしようっ!
本当は熊野まで行きたいが、時間的にキツイ。
天川村はピンとこないから、違うか。
吉野は微妙に方位からずれているし、、、。
なぜだ。ハマらないぞ。
大体、こんな時は閃くはずなんだが、
まったくこない。
ええ~っなんで?
と頭を抱えながら、地図上を南に指をすべらしていく。
なんかあるはず、、、
あ、これか。
占いのお師匠さんが良い所と言っていた事を思い出す。
この頃の私は、なぜかバリバリの神社派でして
神社派というものがあるかはわかりませんが、
特に仏像がなんとも苦手で、、、
だって、目に見える神様っておかしくない?
なんなら、神様くらい私の中で自由に想像させて~
お山とか、海とか、岩とか、滝とか、、ほら自由やん?
仏像って、、、、
なんか生っぽいっ
こんな感じでしたね。
西国三十三か所なども行かせてもらっていましたが、
その時は友人の影響で、
旅行がてら色々行けるしいいかな~ぐらいの気持ちでした。
その友人のおかげで、沸々、めらめら、スピ全開になっていった
ような気もします。
いや、もともとか。
今思えば、神仏に対しての無礼な行いに恥ずかしくなること
ばかりでした。
さて、
丹生都比売神社をリサーチするが、
これがまたピンとこないのだ。
なにかあるはず、なにかあるはず。
うんうん唸りながら、辺りを見回す。
もう、熊野行こうかな。
あ、わかった!これだっ
清盛!
そうなんです。
私、平清盛が大好きなんです。
あ~すっきりした。
高野山行きが決定した歴史的瞬間です。
そうなれば、あとは早い。
初めての宿坊。
初めての勤行。
初めての夜の高野山。
ワクワクしてきたぞ!
そうか高野山かっ
よしっ!
岩と
言えばゴトビキ岩かと、、、高野山には関係ないがやはり心惹かれる場所の一つである。
ここから近い、花の窟神社は思い出すだけで幸せになれる。
これが神社の魅力なり。