高野山(肖像編)

f:id:tokikos:20200919213805j:image

まだ、頭の中は混乱していた。

が、

 

 

 

辺りを見渡せば、

たくさんの観光客であふれていた。

 

 

 

 

地下に降りる。

ガヤガヤと楽しそうな声や

今日のお大師様のご飯は何かなんて、

一瞬、自分が考えていたことが

気のせいなんじゃないかと疑った。

 

 

 

 

 

 

この世界も私のつくった世界で、

なんなら、今 創造している世界で、

こうならないバージョンのあったのか?

 

 

私だけではない。

ここにいる人、みんなに世界があるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと

人と距離を保ち

自分の感覚を優先させる。

 

 

 

 

思考の整理をしていたら

思ったより、早くついてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

何度も来ているはずだが、

やはり、なんか怖い。

 

 

 

 

 

 

大きな五鈷杵があり、

その奥に弘法大師の肖像がある

その姿は、見える時と見えない時があるらしく

訪れた方たちが、一番盛り上がるパワースポットである。

 

 

 

 

ガイドのおじさんが説明をしている。

ガイドのおじさんも、弘法大師が生きているとは言えないが、今も肖像の奥で弘法大師が祈り続けていると説明しているものの、誰も聞いていない。

 

 

 

 

 

見えるか?見えないかで盛り上がっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

近くには行けそうにないので、

少し離れた所から、

その奥を見てみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッとする。

 

 

 

あ、、、そうなのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうなんだ。

少し笑ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

ガイドのおじさんも何故か少し笑いながら、

「今日はよく見えていると思います」

と言った。

 

 

 

 

 

 

そうだろう と思った。

 

 

 

 

 

なんだかおかしくなってきた。

同時にワクワクしてきた。

 

 

 

 

 

 

やっぱり空海は生きている。

すごいな高野山

 

 

 

 

 

 

 

生き続けているんだ。